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「空室率」について
2021.9.1
この記事を書いた人
総務担当
新型コロナウイルスが流行しまもなく1年6ヶ月が過ぎようとしています。新型コロナウイルス流行前は4%だった仙台市の空室率が、今ではコロナ禍の影響もあり6%代後半を推移しています。
私は不動産市況の目安として「空室率」を参考にしておりますが、そのことについて少し話をしようと思います。
先日、新聞で仙台市の空室率が6.76%となったという記事を目にしました。これは仙台市内の356棟のオフィス・商業ビルの貸室面積473,000坪のうち、32,000坪空いている状態になります。あまりイメージがわかないかもしれませんが、東京ドームで例えると2.2個分空いているということになります。
この空室率ですが、5%を境に空室率が高くなれば需給が緩和的であることから借り手市場となり、その反面、低くなれば需給が逼迫傾向となり貸し手市場となると言われます。
空室率は市況を見るうえ欠かせないデータであり、傾向や対策を立てるうえでも非常に役に立ちます。
最近、街を歩いていて空物件が増え、以前よりも街の賑わいが無くなったように感じます。この新型コロナウイルスの流行はいずれ終息していきます。出店をお考えの方はその転換期を見過ごさないためにも「空室率」の動向に注視してみてはいかがでしょうか?